円錐角膜でお困りの方へ
コンタクレンズで、円錐角膜を矯正することができます。是非ご相談ください。
円錐角膜とは?
黒目の中央部が薄くなり円錐状に突出してくる非炎症性・進行性の眼疾患です。 発症時期は一般的に10代の思春期の頃が多く、その多くは両眼性です。 最初は少しぼやけて見えるくらいですが、やがて眼鏡やソフトコンタクトレンズでは、視力矯正が難しくなります。 原因は今のところはっきりしていません。
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正常
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円錐角膜
円錐角膜の視力矯正
初期の段階を除き眼鏡やソフトコンタクトレンズでの矯正は難しくなるので、基本的にはハードコンタクトレンズを装用します。
軽度の円錐角膜に対して
球面のハードレンズ(レンズ中心と周辺のカーブが同じレンズ)での矯正が基本です。
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軽度円錐角膜の眼
角膜の形状を色付きのマップで表示すると、
突出している部分は暖色になっています。 -
球面ハードレンズ
軽度の円錐角膜では球面ハードレンズでの矯正が基本ですが、
ワンデーなどのソフトレンズである程度の矯正が可能な場合もあります。
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フィッティング
フィッティング涙を黄色い色素で染色すると角膜が突出している
箇所がレンズと軽く接触しているのが分かります。 -
おすすめレンズ
軽度円錐角膜の方はサンコンタクトレンズ社のマイルドUVをお使いになることが多いです。乱視の程度などによっては使い捨てソフトレンズでの矯正が可能な場合もあります。
中等度の円錐角膜に対して
非球面のハードレンズ(レンズ中心と周辺でカーブが異なるレンズ)での矯正が基本です。
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中等度円錐角膜の眼
中等度円錐角膜の眼軽度の円錐角膜と比較して、
突出部分の色が濃く表示されています。 -
非球面ハードレンズの断面
中心部分はカーブ(レンズの丸み)がきつく、周辺はカーブがなだらかなデザインが採用され、突出した角膜にフィットしやすいよう工夫されています。
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フィッティング
中心部分のカーブをきつくすることで、
突出した部分との接触をできるだけ軽めにしています。 -
おすすめレンズ
中等度の円錐角膜の場合はレインボー社の
ハイサンソαをお使いになることが多いです。
異物感が強い時には…
ハードコンタクトレンズを装用していて、異物感が強かったり、はずれやすい場合でもレンズの大きさを変えたり、レンズ周辺部を加工することで改善できることがあります。また、ハードコンタクトレンズだけでは異物感を強く感じてしまう方には、角膜とハードコンタクトレンズの間にソフトコンタクトレンズをはさむピギーバックと言う方法もあります。
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硬いレンズが直接目に触れるため、
異物感が強くなりやすい -
硬いレンズと目の間にクッションが
できるため、異物感が軽減される
重度の円錐角膜に対して
通常のハードレンズがどうしてもズレたりはずれたりしてしまう場合、ピギーバックレンズを装用しても異物感が強い場合にはスクレラルレンズ(強膜レンズ)という特殊なレンズが適応となる場合があります。
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重度円錐角膜の眼
角膜の中央が極端に突出した状態です。
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大きさの比較
左 通常の角膜レンズ(直径約9.0ミリ)
右 スクレラルレンズ(直径16.4ミリ)
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スクレラルレンズを装用した時の断面
レンズが直接角膜に触れないため
異物感が出にくい -
スクレラルレンズを装用した時の正面画像
大きなレンズで目の表面を覆うため、
ズレたり外れたりすることがまずない
円錐角膜でお悩みの方は是非当店までご相談ください。
隣接するスカイビル眼科にて詳しい検査をお受けいただけます。
専門医常駐。隣接眼科もご利用ください。
東京コンタクトには、専門医が常駐している「スカイビル眼科」が隣接。
この立地を活用し、適切な処方を実現しています。