2022/09/29
老眼で近くを見るのが辛い方に。遠近両用コンタクトのご案内です。
【老眼とは】
眼の中には水晶体というレンズがあり、水晶体の厚みが変わることにより遠くにピントを合わせたり、近くにピントを合わせたりする仕組みになっています。水晶体は年齢とともに徐々に弾力性が低下して、40歳くらいになると厚みを調節しづらくなってきます。近くのものを見る時に水晶体が十分に厚みを増すことができなくなり、スマホなどの近くの文字にピントが合いづらくなってしまうのがいわゆる老眼です。専門的な用語では老視と呼ばれています。60歳くらいまで進行することが多く、それに伴って近くにピントを合わせることがさらに辛くなっていきます。
【老眼でお悩みの方が増えている?】
近年、スマホやタブレット端末などの普及により、近くのものを見る機会が多くなっています。デスクトップのパソコンなどと比べ、より近い距離で見ることが多いため、ピントを合わせるための負荷が大きくなり、以前よりも老眼の症状を自覚する方が増えていると言われています。
【老眼でもコンタクトレンズは使える?】
はい、使えます。近くの見え方にお悩みの方が増えていることもあり、遠近両用コンタクトレンズの種類が増え、品質も向上しています。1日使い捨てタイプ、2週間使い捨てタイプ、ハードレンズなどがあり、酸素透過性が高く眼に負担がかかりにくいものが各メーカーから発売されています。度数のバリエーションも豊富なため、度が足りなくて使えないということは少なくなっています。また、従来は乱視がある方はソフトの遠近両用コンタクトは使えないことがほとんどでしたが、最近では乱視に対応している遠近両用ソフトコンタクトレンズも発売されています(2weekメニコンプレミオ遠近両用トーリック)。
【遠近両用コンタクトレンズとは?】
遠近両用メガネの場合は上方に近視度数の強い遠用部、下方に近視度数の弱い近用部が配置されていますが、コンタクトレンズの場合は中心と周辺で遠用部と近用部が分かれています。遠近両用メガネに特有の「クラクラする」「床がゆがんで見えて、階段の昇り降りが怖い」といった違和感は、コンタクトレンズではほぼ出ません。商品によって違いはありますが、コンタクトレンズの中心に近用部、周辺に遠用部が配置されていることが多く、遠視の眼に対応したレンズもあります。遠用部を通して見ることで遠くの視界はクリアになり、近用部の存在によって近くのものに楽にピントを合わせることができます。遠くも近くもスッキリ見えないため合わないと感じる方もいらっしゃいますが、遠くは従来のコンタクトレンズとほぼ同じように見え、近くはだいぶ楽になったと感じる方が多いです。
【遠近両用コンタクトレンズの費用について】
通常のコンタクトレンズよりは価格が高くなることが多いです。商品にもよりますが、1日使い捨てタイプでは1箱あたりで1,000円前後、2週間使い捨てタイプでは1箱あたり2,000円前後の差があります。そのため、当店では遠近両用コンタクトレンズをほぼ毎日ご使用になる方へはメルスプランという定額制プランをおすすめしております。高酸素透過性の1日使い捨てタイプが両眼分月額費用5,500円(税込)~、高酸素透過性の2週間使い捨てタイプが両眼分月額費用2,640円(税込)~と比較的低コストでご使用いただけます。他にも各メーカーの遠近両用コンタクトレンズを多数取り揃えております。
※メルスプランについて詳細はこちらをご覧ください。
【遠近両用コンタクトレンズのご相談は是非当店へ!】
当店には20代から50代以上まで幅広い年齢のスタッフがおります。ベテランスタッフは老眼の悩みを実際に経験しており、若手スタッフもベテランからの指導により遠近両用コンタクトレンズの知識をしっかり身につけています。「遠近両用のコンタクトレンズを使ってみたいけど、どの商品がいいのか分からない」という方も当店でご相談いただければ、ご年齢やライフスタイルに合わせた最適な商品をご提案いたします。